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クレジットカードを不正利用された話

別にたいした話ではないんですが、クレジットカードを不正利用されるなんて人事だと思っていたので。

 

11月に見慣れない番号から着信があり、出てみるとORICOのカードデスクからで、「XX月XX日にネットで50,000円のカード利用があるが、間違いないか」という確認だった。

ORICOはminimiの家賃支払のため半ば強制的に作らされたカード(大した特典もないくせに年会費を取られる似非ゴールド)だったので、基本的に家賃以外に使用しない。覚えがありません、と伝えると「では不正利用された可能性があるため取り消す、利用分の50,000円は支払う必要はない」と言われた。

どこで使われたのか尋ねるとDMMだという。艦コレとアダルトで有名なあそこか。ポイント買うのに使われたんだろうな。

 

カードの不正利用なんてされたことがないので驚いたが、カードデスクの担当は非常に慣れた様子で「覚えがない」と言っただけですぐに取り消してくれた。

自分で使って知らないと言ったらどうなんだろう。被害届けを出してDMMに警察から照会が行くのだろうか。カードの不正利用で逮捕、というのはあまり聞いたことがない。いちいち発表しないだけか。

 

周りからはカードを停止したほうが良い、と言われるのだけど面倒なので放置している。もう一回不正利用されたら考える。

大瑛ユキオ「ケンガイ」1,2巻についての所感

大瑛ユキオ「ケンガイ」2巻発売を機にまとめ買いしてむさぼり呼んだ所感。

  • 超面白い
  • 白川さんが素敵
    生理とまるくらい酷い食生活してるくせに好きなものにはお金を惜しまない、
    行動を合わせてくる伊賀に露骨にいやな顔をする、何気に背が低い、貞操観念破綻してて彼氏でもない伊賀を家に入れるくせに詳細は小島さんにも教えない、自分のせいで落ち込んでる伊賀を見て嬉しそうにする、「悪意を信じる」なんて言い切る(中島みゆきの歌詞かと)白川さんがとにかく素敵
  • 面白い映画を見ると相手の気分お構いなしにテンションが上がっちゃったり、機嫌が良くなってもらったチケットのお礼をしたくなったり、数少ない友人に1日だけ会いに夜行バスに乗り込む(お気に入りのラジオをニヤついて聴く)ところとか愛らしい
  • 「世間とはちょっとずれた人たち」に属していることを自覚しながら、幼稚な「私達はあいつらの知らない素敵な世界を知ってる」感がなく、変に自分を擁護しない姿勢が好ましい。ちょっと自虐入ってるせりふはあるけど。複雑な家庭環境だったらしいがそこをこれからどう掘り下げるのか、あるいは触れないまま通すのか
  • 映画が好きなのに他人に興味が無いと言い切るあたりがリアル
  • 映画に詳しいバイトの先輩と親しげに話したり帰りを待ち合わせて一緒に試写会に行く様子に嫉妬する主人公に共感する
  • 親身なんだけど、とりわけ有効なアシストをしてくれるでもない静夫と小島の距離感が心地良い
  • 白川さんの性格と行動がいつもストレートすぎるせいか、巻末漫画に意外性がなく面白い感じにならない
  • あの性格を変えることなくハッピーエンドを迎えるにはどうしたら良いのか、割と真剣に考えてしまう。現実には伊賀君に出会えなかった白川さんが大勢いるはずだ。白川さんが男だったらそんなに生き難くもないのだろうが・・・伊賀くん頑張れ
  • 映画見に行きたくなった
    10~20代に見てた映画や役者が会話にポンポン出てきて懐かしい、俺もそんな話したい
    濃いオールナイト見たい。新文芸座、アニメ特集はほどほどにしてくれ
    映画が始まる前に黙り込んでチラシ(?)を読む白川さんの一コマが好き
    オールナイトを一人で見に来る女性の雰囲気が好きで、いつも話しかけたい衝動に駆られるも、不可知の苦しみを甘受する喜びも捨てがたいと気持ち悪いことを考えていたのを思い出した
  • 中性的
    作者名がユキオだが、本当に男性なのだろうか。久保ミツロウ的なペンネームではないのだろうかと勘ぐりたくなる。
  • 線が綺麗じゃない
    絵に関して難癖つけるのはおこがましいけど、この人の書く線はあまり綺麗じゃない。口元の歪みは意図的にやっているのか知らんが、全体的にそれっぽく見える程度に引かれた線が背景だったり服だったり髪だったりに見られるのが気になる

「孤独」より「共同作業」が好ましいという思い込み

創造性を上げるには「孤独」になれ

他の人に邪魔される環境で働く人は、孤独に働く人々と比べて仕事で5割ほど間違いを犯しやすくなり、仕事を終えるのに2倍かかるという。

●ところがそれ以後の数十年間の研究調査で判明してきたのは、個人はグループで働くよりも単独で働いた時のほうがほぼ常に量・質の両面でパフォーマンスが良い、ということだ。

自分ひとりで仕事ができる人は、共同作業というのは足枷にしかならない。腕はあるが協調性のない狂気的なエンジニアが前職の職場にいたが、彼が最も仕事に集中できるのは周りがみんな帰って一人になってからだ、と言っていたのを思い出す。団体行動でパフォーマンスを発揮するのは、「人を使うのがうまい」「コミュニケーション力が高い」「リーダーシップがある」など、他人を活かすことで自分の評価に見せているタイプだ。みんな、ひとそれぞれ主戦場が違う。

共同作業を好むひとは、孤独な作業を好むタイプを調教してコントロールしなければいけない面倒な存在であり、社会は自分たちの意見によって回っていると信じている。

孤独な作業を好むひとは、共同作業を押しつけるひとを厄介者にすぎないと思っていて、世の中は創造者によって提供される優れたもののおかげで辛うじて生きるに値するものになっていると感じている。

誰が失敗はだめだと言ったのか

「より速く適切に学べる人」:その理由

努力をほめられた生徒たちは、テスト結果が有意に上昇し、平均スコアが30%伸びた。彼らは、たとえ最初は失敗しても挑戦することを望んだので、より高い 成績を得たのだ。この結果をさらに際立たせるのが、最初にランダムに「賢い」グループとされた生徒たちのスコアだ。こちらは前回から20%近くも低下し た。失敗の経験でやる気をくじかれた「賢い」生徒たちは、実際に退歩してしまったのだ。

失敗と学習能力に関する実験。自尊心が関係してくるあたり、「あたまがよく見えるということ」に類似していてるなあ、と思う。
失敗が人生でマイナスにしかならない、なんてのは人生余程終局を迎えてからしかないんじゃないか、と良く思う。20代の頃は上手くやろうとばかり思っていたが、上手くやり抜けたところで記憶にも残らないし得たものなんて一時的な満足感しかない。それより仕事で躓いて、悔しさのあまり飲み会の最中に便所で泣きながら吐いた記憶の方が今でも鮮明に思い出せる。失敗してはいけない、なんて誰からも教えられた覚えはないのに、笑われたり、蔑まれることへの恐怖がひとを臆病にする。「失敗」にネガティブなイメージを持つこと自体が人生における失敗だ。

「中国人」になりたくない「香港人」

「香港人は犬」発言で中国への怒り爆発

 香港返還から15年がたった今も、香港の人々は自分たちを本土の中国人とは別ものだと考えている。香港大学の最近の調査によれば、回答者の中で自らを 「香港市民」と認識する人の割合は過去10年でもっとも高くなっている。一方で自分が「中国人」であると考えている人は、過去12年で最低の割合となった。

内面的に彼らが常に抱えている問題は、些細なことでこうやって表面化する。

中国はひとつじゃない

香港に限らず、上海で生まれ育ったひとは自らを「上海人」と言って憚らない。出身地・民族が異なる複数の中国人と親しくしているなら、彼らを「中国人」と一括りにすることが難しい事を知っているだろう。僕と親しい若い世代の上海人や香港人に向かって「中国人って~」と言うと、自分は中国人じゃなくて「上海(香港)人」と訂正される。彼らも自分の生まれ育った場所以外のひとのことなど知らないし理解できないから、日本に来て自分が13億の中の一人として見られることに戸惑う。

香港人にとっては中国は近くて遠い国で、記事本文にあるように一部の香港人は「中国本土の中国人」を同類と見なしていない。1997年の植民地返還をイギリスに見捨てられたと感じ、当時、能力・金銭的に余裕のあった香港人で中国化する香港を見越して国外に出たひとは少なくない。僕の知る香港人は「中国本土の中国人」を「大陸人」と差別的な意味を込めて呼び、香港への入場をもっと制限して欲しいと切に願っている。
現在は中国人が香港へ入るにはビザが必要であり、家族がいなければ居住することはなかなか認められない。だが中国で妊娠し、香港市民権を得るために香港に駆け込んで出産する妊婦が後を絶たず、国境(そう言っていい)近くの病院が込み合うことは社会問題のひとつだ。安い労働力・低いモラルの流入を避けたい香港。いま中国と同一化することは香港の国際的なレベルを下げるだけでメリットに乏しい(そもそもあるだろうか?)。

中国はこれからもひとつになれない

一方「中国本土の中国人」はどう思っているか?北京大学の孔慶東(コン・チントン)教授は分かりやすい。彼らは「香港人」や「上海人」などというアイデンティティは認めず、あくまでひとつの「中国人」しか認めたがらない。その上で同じ中国人なのに格差が存在するのは許せず、中国より偉いと思っている香港人は気に食わない。その結果、奴らは犬(中国では最大レベルの蔑称)だ、という。

中国は50年は香港に内政干渉しないと言っているが、現実は違うというのが香港人の意見だ。徐々に大陸からの圧力は強まっている。より対立は深まり、終わりのない差別と嫌悪を互いに抱き続ける。それが中国の現実のひとつだ。

交通事故でテオ・アンゲロプロスが死去

 ギリシャの映画監督、テオ・アンゲロプロス氏が24日、アテネ近郊で新作映画の撮影中に道路を渡ろうとしてバイクにはねられ、搬送先の病院で死去、76歳。ギリシャ紙カティメリニ(電子版)などが伝えた。

 残念すぎる。「永遠と一日」もっかい見たい。

富士通のSEはどこへ行くのか

富士通の3万人SE職務転換大作戦は成功するのか?

富士通、余剰SE変身作戦

富士通がグループで抱える約3万人のシステムエンジニア(SE)の大がかりな職務転換に乗り出した。一つのシステムを複数の企業などが利用するクラウドサービスがこのまま普及すれば、顧客の要望を聞いて個別システムを作り込むSEは仕事がなくなり、余剰人員問題が顕在化するからだ。野副州旦元社長の急進的な改革路線を修正した富士通はSE余剰問題で軟着陸を目指すが、クラウドの奔流にのみ込まれる危うさもはらむ。

富士通、余剰SE変身作戦

 

新卒で入った会社が富士通Gのパートナー企業であったことから、一緒に仕事をする機会が多かった。富士通が一次受けで富士通のグループ会社が二次、うちが三次なんてのもあって、業界ではありがちなことだったと思う。富士通と仕事をすると思うことは多々あるんだけれど、どんな不合理を述べ立てたところで仕事を取ってこれる事・生み出す事がシステム開発業界の正義だと定義すれば誰が何と言おうと彼らはスーパースターだ。創造主だ。世の中をより良くは出来なかったかもしれないが、地球を覆い尽くす勢いで紙の設計書の束と富士通製PCがずらっと並ぶ豚小屋を生産し続けた。あの虚無感と言ったらなかった。まあそれはどうでもいい。


今回の職務転換作戦とやらだが、富士通GはこれまでにもCD-ROM生産工場で盤面チェックなどしていた工員にJavaを学ばせ、3カ月くらいの教育でシステム開発技術者にクラスチェンジさせるなんて荒業をしているので、それに比べたら大した「変身」ではないと思う。何しろ、40代で生産ライン管理をしていた人間にいきなりシステム開発をやらせたのだ。当時2年目だった自分は富士通Gからチームリーダーとして来た彼の話を聞いて、そいうこともあるのかとのんびり見ていたが今思うとすごいことだ。


今回の職務転換でSEに何をやらせる気なのか、に興味が湧く。元記事を書いたひとは個別システム担当のSEにクラウドを担当させるのだろうがスピード感が違うので無理、みたいなことを書いているが個別システムからクラウドは全然職務転換じゃないし、サービス形態やプラットフォームが変わろうが「金融」とか「公共」などの業種で分けられた部署が継続してお得意様を担当するので、顧客とがっちりしている部署はそのまま残る。クラウド化による減収はお得意の虚業で仕事を作り出し、それでもその中で工数的に余る人員、主に保守・仕様変更で稼いでいた人員が今回のターゲットだと思う。