【映画】地獄でなぜ悪い

園子温監督では「愛のむきだし」以来の衝撃。開始から仁義なき戦いのテーマが流れる。自主映画撮影に憧れる4人組(ファックボンバーズ)がきっついなと感じつつも、このテンションにも次第に慣れてくる。最後はついて行くどころではなく、彼らと一緒に踊る。ここで怯んでしまうとこの映画には乗れない。歯磨きのCMもしかり。刃物を持って走る友近が霞むほどのラストが待っている。気軽にのんびりとこれは好きとか気に入らないとか言っていられるような映画ではない。熱量が違う。

國村隼うまいなあと、さすが魅せるなあと思っていたところで二階堂ふみの可愛さにやられる。國村隼だけでなく渡辺哲や長谷川博己堤真一など超強力な俳優が揃うが二階堂が重要な役割を演じるのに全く役不足を感じない。可愛すぎる。この面子の中で存在感を残す星野源もさすが。

キャラが立っているというレベルではこの映画では印象を残せない。自主映画4人組のカメラ2人などは出演シーン数の割に非常に残念な感じがする。

長谷川、堤、星野が限界ギリギリの変顔を見せるがそれでもふざけすぎに感じないこの映画は基本的にどうかしている。登場人物がほとんど全員一線を越えているので仕方がない。馬鹿だと言われようが狂っていると思われようが映画が好きなんだから仕方がない。面白いのだからこれでいい。